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冬の湿度・気温に勝つプロのテク大全

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12月はセットが崩れやすい?

冬の湿度・気温に勝つプロのテク大全

「夏は汗で崩れるから分かる。でも冬なのに、なんで?」
12月になると、ヘアセットが思った以上に持たないと感じる人は多い。実は冬こそ、湿度・気温・摩擦という“崩れ要因”が同時に重なる季節。見た目は落ち着いていても、髪にとってはかなり過酷な環境だ。

ここでは、BELLEGLOWが実際の現場で意識している、「冬でも崩さないためのプロのテクニック」を原因別に解説する。

なぜ12月は崩れやすいのか

冬の崩れは、単に乾燥だけが原因ではない。
・屋外の低温
・室内の暖房
・人混みの湿気
・コートやマフラーの摩擦

この急激な環境変化で、髪の内部の水分バランスが乱れ、スタイルが不安定になる。つまり12月は、静電気と“部分的な湿気”が同時進行する特殊な季節なのだ。

プロはまず「崩れる場所」を決めてから作る

冬のセットで重要なのは、全部を同じ強さで作らないこと。
・固定する場所
・動かしていい場所
を最初に決めてから組み立てる。

たとえば、
・襟に当たる部分はタイトに
・写真に映る表面は柔らかく
このメリハリ設計ができているかどうかで、持ちは大きく変わる。

巻きが落ちない人がやっている“冷まし”の基本

12月は「寒いから巻きが持つ」と思われがちだが、実は逆。
・熱が均一に入っていない
・冷め切る前に触っている
この2つで、カールは一気に弱くなる。

プロは必ず、
・1束ずつ均等に熱を入れ
・完全に冷めるまで触らない
この当たり前を徹底する。ここを省くと、冬でも普通に落ちる。

仕上げ剤は“順番”で8割決まる

冬のスタイリングで失敗しやすいのが、最初からスプレーで固めること。
正解は、

  1. 質感を整える(オイル・バーム)

  2. 形を決める

  3. 必要な部分だけ固定

全体に強いスプレーをかけると、静電気が起きやすく、逆に崩れの原因になる。12月ほど「少なく・ピンポイント」が効く。

コート前提のセットができているか

冬はどんなに可愛いヘアでも、コートでこすれた瞬間に終わることがある。
だからプロは必ず、
・コートを着た状態
・脱いだ状態
両方を想定して作る。

特に襟足・首まわりの処理は、12月の崩れ防止の最重要ポイントだ。

前髪は“厚みと方向”がすべて

冬の前髪が崩れる原因は、湿気よりも量の設定ミス
・厚すぎると重く落ちる
・薄すぎると静電気で割れる

プロは、12月はあえて少し厚みを残し、流す方向を固定する。強く固めなくても持つ前髪は、設計で決まる。


12月のヘアセットは、「寒いから大丈夫」ではなく、「冬仕様に切り替えられているか」がすべて。
崩れない人は、特別なことをしているわけではない。
環境を理解して、作り方を変えているだけだ。

BELLEGLOWでは、気温・湿度・移動・服装まで含めて、その日一番“勝てるセット”を設計している。
冬だからこそ、プロのテクが一番わかりやすく差になる。
12月は、髪で負けない選択をしてほしい。

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