1月の美容室は、少し特別だ。
年末の慌ただしさが嘘みたいに落ち着いていて、店内の空気もどこか静か。その時間が、実は髪だけじゃなく気分まで整えてくれる。
12月は「間に合わせる」ために行く人が多い。イベント前、予定前、とにかく整える。でも1月は違う。急ぎじゃないからこそ、自分の髪とちゃんと向き合える。これ、思っている以上に大きい。
静かな美容室では、流れ作業になりにくい。
カウンセリングも丁寧で、「今どうしたいか」だけじゃなく、「これからどうしていくか」まで話せる。伸ばすのか、整えるのか、春に向けてどうするのか。未来の話ができる余白があるのが、1月のいいところ。
髪も正直だ。
乾燥、摩擦、熱。年末に受けたダメージは、1月に入ってから表に出てくることが多い。ここで一度整えてあげると、指通りも扱いやすさも一気に変わる。「なんか最近ラクだな」と感じる人は、だいたいこのタイミングでケアしている。
不思議なのは、髪が整うと気分まで軽くなること。
鏡を見たときの違和感が減るだけで、日常のストレスも少し下がる。出かけるのが面倒じゃなくなるし、人に会うハードルも下がる。大げさじゃなく、髪は気分のスイッチ。
1月は、新しいことを始めるには少し重い月。でも、「整える」にはちょうどいい。変えすぎなくていい。派手じゃなくていい。ただ、今の自分に合う状態に戻す。それだけで十分。
静かな美容室の時間は、贅沢じゃない。
自分を立て直すための、必要な余白。
1月に髪を整えた人は、春がラクになるし、気持ちも前に進みやすい。
だからこの時期の美容室は、思っている以上に価値がある。
髪と一緒に、気分まで整う。それが、1月の静かな美容室時間。