ニット×アクセ×夜景
冬の大人コーデに馴染む上質アレンジをプロが解説
冬の北新地は、装いが一段と洗練される季節。ニットの柔らかさ、アクセサリーの輝き、夜景の光。その三つが同時に存在する環境では、ヘアの「やりすぎ」と「物足りなさ」の境界線が極端に狭くなる。だからこそ、大人の冬ヘアに必要なのは盛りではなく設計だ。
ここでは、BELLEGLOW北新地が提案する、ニットとアクセ、そして夜景に自然に馴染む“上質アレンジ”の考え方をプロ視点で解説する。
ポイントは「素材の衝突」を避けること
ニットはそれ自体が情報量の多い素材。編み目、毛足、厚みがあり、視覚的にボリュームを持つ。一方、アクセサリーは点で輝く要素だ。この二つに対してヘアまで情報量を増やすと、全体が騒がしく見えてしまう。
正解は、ヘアを一段引くこと。形はシンプルに、質感で上質さを出す。これが、北新地の夜に合う基本方程式になる。
シルエットは「上タイト・下やわらか」が最適解
ニットを着る日は、首〜肩にかけての重心が上がりやすい。ここにトップのボリュームを重ねると、全体が詰まって見える。
おすすめは、表面と顔まわりをタイトに整え、下のラインにだけ柔らかさを残すシルエット。頭の形がきれいに見え、首元に自然な余白が生まれる。
具体的には、低めシニヨン、タイトハーフアップ、下重心のまとめが相性抜群だ。
アクセが主役の日は「後れ毛を欲張らない」
ピアスやイヤーカフが映える夜ほど、後れ毛は最小限が正解。出しすぎるとアクセの輝きを遮り、顔まわりに影が増える。
輪郭を整える程度の細い毛束を、骨格に沿って配置する。これだけで、アクセサリーの存在感とヘアの品格が同時に立ち上がる。
夜景に強いのは「ツヤの面」が整った髪
北新地の夜景は点光源が多く、髪のツヤが最も評価される環境。細かい巻きや複雑な編みは影を増やしやすいが、表面が均一な髪は光をきれいに反射する。
大人の上質アレンジでは、巻きの強さより“面の整え方”が重要。オイルを足すのも毛先だけでなく、表面の流れを揃える意識が効く。
ニット前提なら「襟足コンパクト」が鉄則
コートやニットの襟で擦れる冬は、襟足の処理が完成度を左右する。もたつくと清潔感が一気に下がるため、下に重心を置く場合でもサイズは小さくまとめるのがポイント。
襟足が締まるだけで、後ろ姿の印象は驚くほど洗練される。
上質に見える人が避けていること
・トップを盛りすぎない
・巻きを細かくしすぎない
・後れ毛を増やしすぎない
これらは一見無難だが、冬の夜景とニットでは“盛り過多”になりやすい。引き算ができる人ほど、結果的にいちばん目を引く。
冬の大人コーデは、足し算では完成しない。
ニットの柔らかさ、アクセの輝き、夜景の光。それぞれを引き立てる“余白”として、ヘアが存在することで全体が完成する。
BELLEGLOW北新地では、その日の服装やアクセサリー、過ごす場所まで含めて、冬の夜に最も馴染む上質アレンジを設計している。
派手ではないのに、印象に残る。
それが、北新地で選ばれる大人ヘアの条件だ。