カップル喧嘩の「もういい」に要注意! 彼氏・彼女の恋愛心理の
どんなカップルでも、時には意見の食い違いが起こるもの。
話し合いのはずがお互いに感情的になり、喧嘩となってしまうこともありますよね。
こんな時によく出てくる言葉が「もう、いい」という言葉です。
でもこの言葉、実は男女で「もういい」という使い方の意味合いがかなり大きく違うって知ってましたか?
どちらかが「もういい」と言ったことで終わった喧嘩のはずが、後々にまで後を引いてしまう--こんなケースも少なくありません。
男性・彼氏の「もういい」は「諦め/降参の表明」
男性が「もういい(もういいよ)」と言う時の第一の意味は「諦め(妥協)」であることがほとんど。
「諦め」「妥協」というとマイナスのイメージが強いですが、もう少し柔らかい言い方をすると「譲歩」となるかもしれません。
男性の方が女性に比較すると「男女の違い」というものを直感的に認識しているもの。
そのため喧嘩などになった場合、「これ以上言い合っても(主に性差によって)意見のすり合わせが難しい」と感じられ、自分が折れてもいいと思った場合には「もういい」という言葉が出るのです。
また「降参」という意味合いで「もういい」という言葉が出ていることもあります。
女性と比較して、男性は自分の考えや感情を言葉で表すことが苦手。
さらに女性の場合、脳がマルチタスクに向いている分「怒りながら論理的に物事を展開し、なおかつ言語に表す」ということができるのですが、男性は「怒る」「考える」「言葉にする」というひとつひとつをシングルタスクで行うことが多いのです。
そのため怒っている時や悲しんでいる時ににそれ以上感情を表せず、「もういい」と話を終了させたがる傾向もあります。
女性・彼女の「もういい」は「哀しみと怒りの表明」
男性の「もういい」が「喧嘩終了(自分の譲歩・降参など)」を表すのに対し、女性の「もういい」は「怒りや哀しみの表明」であり、喧嘩はまったく終了していない状態です。
男性から見ると、「言葉と心が一致していないじゃないか」と感じられることでしょう。
多くの場合、女性の喧嘩の際の心の奥底には「男性からの共感が得られない」という不満があります。
この怒りや哀しみを「怒っている!」と示したいのですが、男性と女性では本当の戦闘(物理的な喧嘩)になってしまえば勝ち目はありませんね。
そのため「物理的な戦闘にはなりたくない、しかし相手に共感して欲しい」という気持ちが「もういい」という言葉になって現れてしまうのです。
ここでの女性の心は、「もういい」と言っても相手には追ってきて欲しいし、話を聞いて欲しいという矛盾したもの。
パートナーの愛情を試している「甘え」の気持ちももちろんあります。
喧嘩中、もういいと言われた時に気をつける点は?
上記のとおり、男性と女性の「もういい」は真逆と言っていいほどの違いがあるものです。
男性の場合、「もういい」は喧嘩終了、その問題の完全なリセットを意味します。
男性同士の喧嘩(戦闘)はどちらかの降参で終了し、その後はほぼ完全に喧嘩の原因をリセットした状態で、未来の行動によってまた仲を良くしていくというものです。
このようにしないと、男性同士の喧嘩は相手を物理的に叩きのめすという結果にまで結びつく可能性があるため、「途中で降参、試合終了」という手段を取るのですね。
しかし女性の「もういい」を同じように捉えてしまったら、夫婦・恋人関係が破綻する恐れもあります。
女性の「もういい」は大きな怒り・哀しみの表明であり、その喧嘩の不満はまったく解消されておらず、長きにわたって蓄積します。
何年も経過してから問題が大きくなってくる可能性も高いのです。
女性が「もういい」と言い出した場合には、男性は関係を修復すべく、相手に共感する姿勢を示すべきだと言えるでしょう。
反対に女性の場合も気をつける点があります。
まずは男性から「もういい」という言葉が出たら、それは相手の「降参」だと知り、それ以上は追求しないこと。
また同じ内容の話題を蒸し返すのも得策ではありません。
そして、男性側から何度も「もういいよ」が出たら、それはかなりの「諦め」が出てきている証拠。
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